新潟市北区を流れる新井郷川の写真をB0サイズ(横1030mm縦1456mm)に印刷した。
「川の”大きい写真”」と思ってもらえただろうか.
手のひらサイズの写真ならば、「川の”小さい写真”」とは思わなかったと想像する。
どちらの場合も実際の川は写真よりも大きい。
ただ大きく印刷することで「大きい写真」、つまり「モノ」としての姿が強調される。
新井郷川は私の学生の頃の通学路に面している。
見知ったものを写真に収めることで、視るという視線そのものについて作品を通して考えてみたい。
高橋 秀彰
市民団体にいがた映画塾運営委員。
自主映画制作の他、市民活動などの記録撮影も手掛ける。