【ディレクター日記_20230628】

ちょっとだけ変わった試みをサブ会場の”山の下神明宮”で行います。

境内にある”青葉公園”(階段の下にある方じゃない)には、色褪せた動物の石像が6体あります。内1体はすべり台になっています。
これらの石像は、約50年前に設置されたようで、まるで時間に取り残されたかのように、ひっそり佇んでいました。

「神社を子どもたちが集まる賑やかな場所にしたい」

という声をいただき、公園を管理する新潟市東区役所等に相談し、覚書を交わして、このたび参加アーティストである松島菜月が動物の石像6体をペイントします。

ちょっとだけ変わっているのは、この試みに関する費用は、芸術祭実行委員会が負担することと、作品としての権利を実行委員会も作家も所有しないこと等があります。

石だけに、一石を投じるようなことだと思いますが、その反響も見てみたいと思います。

なお、天候と相談しながらの制作になるので、今回の会期中には完成しないかもしれませんが、少しずつ鮮やかに変化していくと思いますので、変化含め楽しみにしていただければ幸いです。

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